MY DAY 1日のスケジュール
- 9:00 勤務開始報告、メール確認、当日のタスク整理
- 10:00 優先度の高い業務を中心に作業
- 12:00 昼食
- 13:00 前日からの継続作業
- 17:30 勤務終了報告 ここからは家事の時間
ABOUT
2026年3月、技術士(上下水道部門)に初受験で一発合格。しかもその結果は、業界全体で歴代最年少というものだった。
拠点は熊本の自宅。在宅勤務をベースにしながら、必要とあれば東京や北海道まで飛んでいく。そのかたわらで試験勉強を続け、つかんだ合格だった。そして今、産休という新たな節目を前にしている。
キャリアも、成長も、ライフイベントも、何一つ止めないHに迫るインタビューです。
OECで見つけた、
私のやりがい
一番うれしいのは、お客様からお褒めの言葉をいただいたときです。迅速な対応と細やかなコミュニケーションを心がけているからこそ、感謝の言葉が届いたとき、その積み重ねが報われたと感じます。
JOINING 入社のきっかけ
Q.OECを知ったきっかけと入社を決めた理由
明るい職場といきいき働く女性社員の姿がきっかけに
就職活動では、水コンサルタント会社に絞って検討していました。そのなかで、将来的に地元である秋田県内での勤務も視野に入れられる点に魅力を感じたのが、OECに興味を持ったきっかけです。インターンシップで事務所を訪れた際、きれいで明るい職場の雰囲気と、女性社員がいきいきと働いている姿を目にして、自分が働くイメージが自然と湧いてきました。
Q.水コンサルタントの仕事に興味を持ったきっかけ
身近な「水」を通じて社会に貢献したい
学生時代、土木や建築を学ぶなかで、私たちの生活基盤を支えるインフラ整備に興味を持つようになりました。なかでも、日常生活にもっとも身近な「水」に関わる仕事に携わりたいという思いが強くなりました。
水を適切に処理して環境保全につなげていく仕事は、社会にとって欠かせない重要な役割を担っていると感じています。
WORK
STYLE
カスタムメイド勤務について
Q.熊本移住・リモート勤務になった経緯
制度だけではなく、
理解してくれる上司の存在があってこそ
入社当初は東京本社で勤務していましたが、入社4年目の春、結婚を機に夫の勤務地である熊本県へ移住することになりました。そのタイミングで上司からカスタムメイド勤務制度を提案していただき、熊本の自宅を拠点にした在宅勤務という形で業務を続けながら、夫と過ごす時間を確保することができました。
この働き方が実現できているのは、制度があるからだけではありません。私個人の事情や考えを理解し、親身に対応してくれる上司の存在があってこそだと感じています。
Q.実際の一週間の働き方
拠点は熊本の自宅、でも全国が仕事の舞台
基本的には、週4日は在宅勤務、週1回は高速バスで片道90分かけて福岡事務所へ出社しています。出張は時期によって多くなることもあり、意外と北から南までどこでも行けてしまいます。
出張ルートの例
熊本空港→羽田空港→神奈川県や茨城県へ(移動で半日程度)
熊本(バス)→福岡空港→新千歳空港→北海道内(日帰りも可能)
熊本(バス)→佐世保→長崎県五島列島
カスタムメイド勤務制度は働く場所に自由度がありますが、求められる業務成果は他の社員と変わりません。土木や建築、機械、電気など多職種が関わるプロジェクトチームで業務を進めるため、他のメンバーに迷惑がかからないよう、電話やWebミーティングを活用して綿密にコミュニケーションを取ることを心がけています。
また、在宅勤務では勤務日ごとにその日の成果を上司に報告する義務があります。上司に信頼して業務を任せていただいているからこそ、成果で期待に応えることを常に意識しています。
Q.熊本移住後に感じた仕事の幅の広がり
移住をきっかけに、
担当エリアがさらに広がった
熊本移住後も東京本社のプロジェクトを継続しながら、西日本・九州エリアの新規案件も担当するようになりました。神奈川県川崎市や北海道倶知安町、茨城県茨城町といった東日本の業務に加え、熊本県菊陽町や長崎県小値賀町、愛媛県西条市など、九州・西日本の自治体の案件にも携わっています。
下水道の設計は場所によって環境条件がまったく異なるため、一つとして同じ設計内容や結果になることがありません。たとえば、放流先が閉鎖性水域の場合は高度処理を行い、よりよい水質で放流する必要があります。各地の基本条件や課題を整理しながら、その場所に適した判断を積み重ねていくことで、自分の視野が着実に広がっていくことを感じています。
CAREER 技術士合格までの道のり
Q.技術士(上下水道部門)の試験概要
合格率約11%、
合格者の平均年齢42歳の難関国家資格
技術士(上下水道部門)は、論文式の筆記試験と面接の口頭試験という二段階で評価される国家資格です。直近5年間の最終合格率は平均で約11%、技術士全部門全体の合格者の平均年齢はおよそ42歳。十分な実務経験と深い専門知識に加え、論理的な記述力と対話力が揃って初めて取得できる資格です。
Q.受験のきっかけ
「その場で答えられなかった」悔しさが、
受験を決意させた
きっかけは、お客様から相談を受けた際、その場ですぐに答えられなかったことでした。もっと視野が広く、高度な視点から提案できる知識が必要だと痛感し、技術士として体系的に学び、より難易度の高い仕事に携わりたいと考えて受験を決めました。
当時、漠然と持っていた理想があります。
①資格によって若いうちから信頼を得ること
②高度な更新や脱炭素案件など難易度の高い仕事に参画すること
③同世代の技術士ネットワークをつくり業界の次世代を牽引すること
技術士試験の対策を進めることで、普段やらない業務の知見を広げられるので、一発合格にはこだわらず、勉強の機会ととらえていました。
また、OECには最大150万円の褒賞金を支給する技術士取得の奨励金制度「Early Bird制度」「Entry Bird制度」があり、それもモチベーションの一つになりました。
Q.試験に向けた勉強法
短時間集中の勉強を、毎日コツコツと
勤務は通常通り行い、昼休憩もしっかり休みました。実際の1日の勉強時間は、4〜6月は平日1.5時間・土日3時間、筆記試験のある7月は平日1.5時間・土日4時間ほどです。通常出社している社員でも、通勤中や就寝前に確保できる時間です。性格的にも、長時間の勉強はできないので、短時間で毎日続けることを意識しました。
記述試験の対策で、まず取り組んだのは、「どんなテーマが、どのような視点で問われているか」を把握することです。国土交通省の新着情報や全国下水道主管課長会議の資料、下水道協会誌などに目を通しながら出題テーマの見当をつけ、「汚泥利活用」を重点的に対策した結果、試験問題4問中2問に対応できました。その他のテーマは、これまでに身につけた知識を散りばめて答案を埋めることを意識しました。
口頭試験の対策では、過去の受験者の質疑応答集をもとに自分なりの模範解答を整理し、AIの会話機能も活用しながら、試験官の前で堂々と話せるよう練習を重ねました。会社でも数回の模擬試験を実施していただき、厳しい想定質問を受けることで、本番でも落ち着いて答える練習ができたと思います。
Q.勉強を続けられた理由
メリハリをつけ、
「知見を増やす機会」と前向きに
勉強習慣がなかったため、携帯を触っていた時間や動画を見ていた時間を勉強にあてるなど、生活を見直す必要がありました。短時間集中で目標時間をクリアしたら、パン作りやカメラなど好きなことでリフレッシュする。そのメリハリが、勉強を続けられた理由だったと思います。筆記試験の1週間前には、釣りに行って気持ちを整えたりもしました。
合格にこだわりすぎると落ちたときに燃え尽きてしまいそうだったので、知見を増やす機会ととらえながら取り組んでいました。
Q.OECの試験対策サポート
先輩の「虎の巻」で、勉強時間を短縮
前年度に合格した先輩が、出題されそうなテーマとテーマごとの論文をExcelで整理した試験対策資料、いわゆる「虎の巻」を惜しみなく提供してくれました。準備がゼロからではなかった分、勉強時間を短縮しながら自分なりの理解を深めることができました。
Q.口頭試験で意識したこと
一般論ではなく、自分の実務経験で答える
経験年数の少なさについて質問されると身構えていましたが、そのような質問はありませんでした。項目ごとに、淡々と、という印象です。ほとんどが申込書に記載した詳細業務と絡めた内容だったので、一般論ではなく、自分の実務経験に基づいた回答を求められているという点を念頭に置いて準備することが大切だと思います。
あまりに淡々と進んだため、試験が終わったとき、手ごたえは正直よくわかりませんでした。
Q.合格の知らせを受けて
うれしさで、
夫をたたき起こした筆記試験の合格発表
筆記試験の合格発表の日、まさか自分の番号があるとは思わず、朝5時に夫をたたき起こして報告しました。第一声は「どうしよう!!受かっちゃった!!」です。ただ、その日は11月上旬で、口頭試験は12月上旬。業務の繁忙期と重なり、そこから対策を進めることを考えると少し絶望しました。
最終合格の発表時には、親戚や学生時代の恩師に連絡し、皆から祝福の言葉をいただけたことがとてもうれしかったです。
Q.「業界全体で歴代最年少合格」という結果について
自分にとっても、周囲にとっても、
大きな意味を持つ結果
繰り返しになりますが、資格取得だけが目的ではありませんでした。
下水道業界全体で、業務の中核を担う40代前後の技術者が不足しています。OECも例外ではありません。50代のベテランの下に20代後半の社員しかいない職種もあるので、一刻も早くその空白を埋められるよう、業務をこなしながら同僚や若手の育成に努めたいと思っています。
私自身、若いうちに技術士を取得したことで、技術者として活躍できる期間はより長くなります。同時に、周りの方にとっても、年齢の近い人が合格したことで若手のモチベーション向上にもつながり、業界全体の技術力の底上げにつながると信じています。
WORK&
LIFE
ライフイベントと仕事の両立について
Q.妊娠を報告した際の職場の反応とサポート
温かい職場と理解ある上司に助けられて
報告したときは「おめでとう!」というムードで迎えてもらえました。初めてのことで不安でいっぱいだったので、上司の「任せて!」という姿勢にとても助けられました。体調が優れない日も多くありましたが、休暇取得への理解があったため、無理せず業務と両立することができました。
FUTURE OECで描く未来とメッセージ
Q.技術士を取得したことで変わった仕事への向き合い方
資格におごらず、
学び続ける技術者でありたい
これから名刺にも記載されるため、お客様への第一印象として、ただの若手ではなく「立派な技術者」として見ていただけるかもしれません。国に技術力を担保していただいた重要な資格だからこそ、その名誉を傷つけることのないよう、日々自己研さんを続けていく必要があると気を引き締めています。資格におごることなく、常に初心を忘れず知識や技術を貪欲に吸収し続けたいと思っています。
技術士会のネットワークを活用して、専門分野はもちろん他分野の人脈や知見も広げながら、この経験を活かして社内での後進指導にも取り組んでいきたいです。
Q.次に目指すキャリア
若手や女性技術者のキャリアモデルを
目指して
技術士を取得したことで、責任ある高度な業務に関わるチャンスも増えていくと思います。まずは実務経験を積み重ねながら、公衆の安全や健康、福利に貢献できる、第一線で活躍する技術者を目指していきたいです。
そうすることで、取得平均年齢42歳という業界のなかで、若手技術者や女性技術者(上下水道部門では3%以下)のキャリアモデルになれると考えています。後輩技術者の育成にも励みながら、若手主導で上下水道業界を長期的に支えていけたら、と思っています。
Q.目指す先輩・上司としての姿
「機械のことはHに聞こう!」と
真っ先に頼られる存在へ
入社以来、OJT制度をはじめとする手厚い教育制度に支えられながら、少しずつ一人で業務をこなせるようになってきました。分野ごとに「困ったらこの人に聞こう」という先輩が身近にいて、嫌な顔をせず丁寧に指導してくださったおかげでもあります。後輩には、「機械のことはHに聞こう!」と真っ先に頼ってもらえる存在になりたいです。そのために、常に初心を忘れず探求心を持って知識を貪欲に学び、技術力を高め続けていきます。
加えて、「技術士資格を持ちながら子育てとも両立して働く女性モデル」であることも、大切な目標の一つです。育休復帰後に以前とまったく同じ働き方をするのは難しいかもしれませんが、両立する方法を模索しながら前に進んでいきたいと思っています。
Q.学生・求職者へのメッセージ
OECなら、自分らしい働き方で
技術者の最高峰に挑める
私は20代前半の女性技術者として、技術士に最年少合格することができました。
OECにはカスタムメイド勤務制度があり、出社・在宅・サテライトを自由に組み合わせながら、自分に最適な働き方を選べます。私生活を大切にしながら、最高峰の資格である技術士を目指せる環境がここにはあります。
年齢や性別が制約にならず、自分らしく働けるOECで、一緒に働いてみませんか?