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未来を担う若きリーダーが語る、
OECでのやりがいと成長とは?

土木・機械・電気、それぞれの専門性を持ちながら、今春同じタイミングで課長に就任した30代の3人。仕事の醍醐味やマネジメントへの挑戦、チームづくりへの思いまで、熱く語り合いました。

  • T.Y.

    2016年中途入社

    施設インフラ本部機電部機械設計課
    技術職(機械) / 東京勤務

  • O.A.

    2012年新卒入社

    水インフラ本部コンサルティング一部水道設計課
    技術職(土木) / 東京勤務

  • K.S.

    2012年新卒入社

    西日本施設部施設二課
    技術職(電気) / 大阪勤務

TALK 01 水道・機械・電気、それぞれの面白さ

まずは、担当されているお仕事の魅力や面白さについて教えてください。

O.A.

私は水道をメインに担当しています。水道業務の面白いところは、「東日本」「西日本」などのエリアの垣根を越えて日本全国の案件に携われる点です。また、水道は職種が細分化されていないので、電気や機械、土木、建築など、あらゆる職種の知識を網羅的に求められる場面が多いです。いろんな職種の業務に携われることが、この仕事の醍醐味だと感じています。

T.Y.

機械設計を一言で表すと、「プラモデルの説明書を作る仕事」でしょうか。家を建てるときに、家電を配置したり、ガスや電気を通したりするように、下水処理施設という大きなハコの中に、最適な設備を適切な場所に配置する設計を行います。
機械設計は公共工事の中でも独自性を出しやすく、メーカーさんと直接やり取りして製品仕様を詰めることも多いので、社外にも専門的なネットワークが広がるのが面白いですね。

K.S.

機械設備が「家電の配置」なら、「その家電をどう動かし、どう配電するか」を決めるのが電気の仕事です。たとえば、ポンプなどの設備をどう制御するかを考えるのが私の役割になります。
自分の設計が認められたときの達成感はもちろんですが…副次的な楽しみとして、西日本各地へ出張に行く際のご当地名物を堪能するのも、この仕事の隠れた面白さですね。決して遊んでいるわけではありませんよ(笑)

職種が異なる3名ですが、実際の業務ではどのように連携しているのでしょうか?

O.A.

昨年までは水道チームの中で完結できる範囲・規模の案件を受けていたんですが、現在は「水道セクター」が立ち上がり、東西すべての水道技術者が連携して取り組む体制になっています。これから先は、上水道の案件でも上水技術者だけで完結させるのではなく、下水道施設を設計している技術者との連携も重要になってきます。
上水・下水に共通する分野として特に多いのが機械と電気なので、自分が土木を担当しながらT課長に機械、K課長に電気をお願いするフローも今後あり得ると思っています。

T.Y.

下水道施設を設計するなかで、実は機械が「主役」になることが多いんです。機械側が「この設備を入れたい」と決めることで、それに合わせた建物の設計を考えたり、電気配線を考えたりと、機械を基準に検討が進むことが多いため、私たちがどうしたいかを割と先に考える形になります。

K.S.

たしかに、基本的には機械が決まった後に電気が動く、というケースが多いですね。現在は「維持管理の時代」と呼ばれている通り、すでにある建物を活かして修繕・改築することが主流です。そのため、既存のスペースに収まる機械を中心とした業務になりやすいんです。
もしこれが「新しく施設をつくる」となった場合には、まず土木が「どれくらい水が入ってくるか」などの条件設定を行い、その条件に基づいて機械が設備を選定します。その後に、それらを動かすために必要な電気が「低圧なのか高圧なのか」、あるいは「自家発電設備が必要か」といったことを私たち電気が検討していく……という流れになります。
案件が「更新」なのか「新設」なのかでもフローは変わってくるので、職種間のコミュニケーションは非常に重要だと思っています。

T.Y.

機械の設計に時間を使いすぎると、電気の皆さんから「まだですか~?」とつつかれることもよくあります(笑)

K.S.

T課長とは東西のエリアが別なので、実際に業務でご一緒することはないのですが、恐らく東西どちらも同じような状況だと思いますね…。

お話に上がった水道セクターの状況について個人的に興味があるので進捗がどうなっているか教えて貰えないですか?

O.A.

東西の営業さんも、前向きに水道の受注に向けて動いてくれてます。営業さんからの「こんな業務があるよ」と打診を受けて、東日本では自分が人員を配置する等積極的に動いているところです。今後も継続して東西の技術者を巻き込んで一体的に上水の案件を取っていきたいと考えてます

もし職種を変えるとしたら、チャレンジしてみたい分野はありますか? 逆に「これは難しそう」と感じるものも教えてください。

K.S.

やってみたいのは土木の耐震関係ですね。あとは電気設計の前段にある計画職にも興味があります。どこに施設を置き、将来の人口がどうなっていくかなどを考える仕事をやってみたいです。
逆に難しそうだと感じるのは、機械設備ですね。

T.Y.

私は電気に挑戦してみたいです。機械と電気は密接しているので、両方を理解できればより高度な設計ができるのかなと。水コンで両方できる技術者は少ないので、重宝されると思いますしね。
挑戦しにくいのは計画職です。上下水道の未来像を描く仕事なので、目の前に実物としてつくり上げる感覚が少なく、イメージしづらいのかなという印象を持っています。

O.A.

私も電気に興味があります。今の業務でも電気は関わりますが、専門性が高くて難しいため、メーカーさんに頼ることが多いんです。自分で理解できれば、得することしかないなと。
反対に、機械は大変そうなイメージがあります。私が入社した当時の東京の機械職がものすごく忙しそうで、その印象が強いのかもしれません。設備の耐用年数の短さやメーカーとの調整の多さから、機械はどうしても忙しくなってしまうんでしょうね。

大学で学んだことは、今の仕事にどう活きていますか?

T.Y.

実は大学の専攻は機械工学ではありません。メーカーや製薬会社の研究職のような、白衣を着て実験するような分野です。
新卒で入社したのは施工の現場監督の会社で、そこから転職してOECに来たので、必ずしも大学の学びの延長線上ではないように思います。

K.S.

私は電気工学専攻だったので地続きに見えますが、建設コンサルの電気職は非常に専門性が高いので、実は少し違う印象です。
大学で学ぶのはあくまで基礎知識。実際の業務ではそれを応用していく必要があり、「全然違うものだな」というのが正直な感想です。

O.A.

私は土木工学の水質系の研究室でした。今の水道という分野とは少しずれていますが、水理計算など、学生時代に学んだものが役立っていると感じることもあります。

水コン技術者として、やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

T.Y.

自分が選定した機材が設置される際に、工事業者さんから「配置がやりやすかった」と言われたり、自治体のお客様から「施設が問題なく運転するようになった」と感謝されたり。工事から運転までスムーズに流れたときは、やっぱりうれしいですね。

K.S.

上下水道は「使えて当たり前」のもの。市民の皆さんが継続して使える状態を保つのが私たち水コンの仕事なので、現場からその点で感謝されるとやりがいを感じます。

O.A.

継続して担当している地域のお客様から「Oさんに任せておけば大丈夫!」と言っていただけたときです。水コンの仕事は、お客様との関係構築も重要なので、そこで認められるとやりがいと感じます。
あとは、施設系は地上に残るものも多いので、自分が関わった施設を目の前にすると達成感がありますね。

TALK 02 課長としての役割と働き方の変化

ここからは「30代での課長就任」について伺います。最初に聞いたときの心境はどうでしたか?

O.A.

T課長とK課長は技術士という重要な資格を持たれていますが、私はまだ取得できていないので、半分「仮課長」のようなイメージを持ちました。仕事はしっかり対応しつつ、資格取得に向けて研さんを積み、二人に追いつくようにしたいです。

K.S.

私は子どもがまだ小さいので、プライベートとのバランスが取れるのか不安が正直ありました。
上席との面談で「今までのように担当者としてではなく、全体を見ながら考えていかなければいけない」と言われ、その視点に立てる人材として認められたのかと思い、うれしかったですね。

T.Y.

想定ではあと2年はかかると思っていたので、正直「自分が!?」と驚きました。2024年12月から翌年3月まで育休を取っていたので、復帰してすぐの就任は想像していませんでした。

課長になって、何が一番変わりましたか?

T.Y.

時間の使い方がガラッと変わりました。育休を取る前は、9~10時に出勤して夜遅くまで働くことも多かったのですが、今は自宅に早く帰ってあげたいということもあって朝型にシフトしました。6〜7時頃に出社して16時半に帰ることが多いです。
帰宅後は子どもと過ごし、22時頃には一緒に寝ることもあります。その分、朝は早く起きてランニングやジムに行くようになり、以前より健康的な生活になったと感じています。

O.A.

私はこれまで横のつながりが薄かった課員とも、積極的に話すよう心がけています。時間の使い方はまだあまり変化がなく、むしろPCに向かう時間が長くなった気がするので……T課長の朝方生活を見習って、運動の習慣を取り入れたいですね。

K.S.

課長補佐の頃は、主に電気チーム内の業務調整を担当していました。しかし課長になると、土木・建築・機械など、自分の専門分野とは異なる職種の課員もマネジメントしていく必要があります。それぞれの業務への理解を深めながら、組織全体を見渡せる視点を身につけていきたいですね。まだ就任したばかりですが、周囲の力も借りながら取り組んでいます。

同期・同い年の3名ですが、お互いの印象はいかがですか?

K.S.

告示を見て、お二人も課長になられたと知りました。4月から「課長」と呼ぶのはまだちょっとこそばゆい感じがしますね。

O.A.

そうなんですよ、どう呼べばいいのかなって。二人だけなら「Kくん」「Tくん」で呼べますが、オフィシャルな場では「課長」と呼ぶように意識しないと!

T.Y.

私は、お二人が課長になるのは当然だと思っていました。会社の組織的な面を考えても、早く課長職に上げるべき方々だと思っていたので。

TALK 03 外から見たOECと、中から感じたギャップ

入社前のイメージと、入社後のOECに違いはありましたか?

O.A.

私が就職活動をしていた頃は、就職難と言われていた時期でした。東日本大震災の影響もあり、採用活動が途中でストップしたり、思うように選考が進まなかったりした記憶があります。
OECとの出会いは、大学時代に所属していた研究室のOBが在籍していたことがきっかけです。声をかけてもらい話を聞くなかで、興味を持つようになりました。
当時はコンサルタントという仕事をまったく考えていなかったため、働く人のイメージも持てていませんでした。ただ、さまざまな分野の専門家が集まり、それぞれの技術を活かして仕事をしていることを知り、技術者集団としての面白さや魅力を感じたことを覚えています。

K.S.

電気工学科の進路は、電力会社やメーカーなど幅広く、さまざまな業界で活躍している人が多い印象でした。そのなかで私は水に関わる仕事がしたいと考えていて、卒業生の就職先を調べるなかでOECを知りました。
入社前は、設計職と聞くと一人で黙々と仕事を進めるイメージを持っていました。しかし実際には、コンサルタントとして課題解決に取り組むうえでコミュニケーションは欠かせないものであり、その点は入社後に感じた大きな発見の一つでした。

T.Y.

私は転職のきっかけが「一つの場所に腰を据えたい」ということでした。前職は異動が多く、ひどいときは住民票のある住所にいられるのが年に1ヶ月なんてこともあって…。
OECに入ってからは、出張も日帰りや1泊。負担はかなり減りました。

TALK 04 理想のチームを築くために大切にしたいこと

今後、課長としてどのようなチームをつくっていきたいですか?

K.S.

私自身も含めてですが、誰しもミスはしてしまうものだと思っています。だからこそ、そのミスを一人で抱え込まずに、共有しやすいチームにしたいですね。「なぜ起きたか」という対策も含めて課内でしっかり共有することで、同じミスを繰り返さない組織にしていきたいです。

T.Y.

私は年齢的に、施設インフラ本部の課長の中で一番若いんです。その強みを活かして、若手の相談事には誰よりも貪欲に向き合っていきたいですね。
もう少し先のビジョンとしては、「課長がいなくても組織として回る」状態にしたいです。私が指示を出さずとも、みんなが自立して動けるようなチームが理想です。

O.A.

私は、「話し合える仲間」がいることが、仕事をするうえで重要だと思っています。課長だから、先輩だから、後輩だから話しにくい……といった壁は極力なくしていきたい。どんなときでもお互いに相談し合える、風通しのいいチームをつくっていきたいです。

逆に、チームを率いる立場で「これだけはやらないように気を付けていること」はありますか?

T.Y.

一番は「この物件、あとはよろしくね」と丸投げすることです。これはなるべくしないようにと心がけています。
ただ、先ほど言ったように「課長なしでも回る組織」を目指しているので、丸投げにならない範囲で、徐々に部下へ依頼する比率を増やしながら人を育てていきたいと思っています。

O.A.

どんなときも感情的にならないことです。繁忙期などはどうしてもいっぱいいっぱいになってしまう瞬間がありますが、周囲が感情的になっていたとしても、私自身は常に冷静に物事を見られる存在でありたいと思っています。

K.S.

自分への戒めを込めてですが…T課長が仰った「丸投げをしない」ということと、もう一つは、依頼した内容について中間状況を確認することを徹底したいと思います。

TALK 05 3年後のビジョンと未来の仲間へのメッセージ

皆さんの「3年後のビジョン」を聞かせてください。管理職として、あるいは技術者として、どう成長していたいですか?

T.Y.

3年後……「次は君が課長だよ」と自信を持って言える後輩を育てることでしょうか。

O.A.

それは、T課長自身がさらに上の部長になっている、ということですね!
私の場合は、部長はまだまだ先のことだと思っているので、まずはこの3年で課長として一人前になることが目標です。

K.S.

私は、マネジメントの比率を高めつつも、やはりプレーイングの部分で若手の成長に直接貢献できるような立ち位置でいたいなと思っています。

水コン業界、あるいはOECに応募を考えている学生やキャリア採用の方々へ、メッセージをお願いします!

O.A.

どんな仕事もそうかもしれませんが、忙しくない仕事はありません。OECは特に工期が決まっていて、それが集中する時期は、どうしても絶対的に忙しくなります。その点だけは覚悟して入ってきてほしいですね。
入社してから経験を積み重ね、仕事を続けていくことで、自信や成長につながっていくものだと感じています。だからこそ、何事もまずはチャレンジしてみることが大切です。そのうえで、自分に合った環境かどうかという視点も持ちながら会社を選んでほしいと思います。

T.Y.

下水処理場は全国に大小2,000ヶ所以上ありますが、その施設設計を担える会社は、OECを含めて全国に数社しかありません。それだけで、私たちの仕事がいかに世の中から「引っ張りだこ」であるかが想像できるかと思います。忙しいですがその分「食いっぱぐれない仕事」です!

K.S.

私は入社前、設計というのは「机に向かう仕事」だと思っていました。でも実際に入ってみると、「人に向かう仕事」なんだなと改めて実感しています。メーカーさんに一つひとつ詳細を確認したり、機械の方と「ここはどうにかならないか」と調整したり。非常に地味な側面もたくさんある仕事だということは、覚悟しておいてもらいたいポイントです。
私たちは「知識」を売る仕事ですが、最初からすべてを知っている人はいません。入社後も学び続ける姿勢を持てる方であれば、水コンの仕事に向いているのではないかなと思います!