
上下水道コンサルタントの職種の区分として土木・建築・機械・電気・情報システムがあり、各職種が協力して1つのプロジェクトを完成させます。
土木担当者は上下水道施設の管路施設や処理場施設の構造物の設計を行っております。その設計内容は、構造物の基礎・仮設・水理・容量計算を行っています。
また、最近の主な業務内容としては以下のものがあります。
処理場からの放流水を水質検査により、pH、BOD、COD、SS、全窒素、全リンの値が法令で定める許容値以内か確認し、有害物質の監視、環境汚染及び水質汚濁を防止するとともに適正な施設管理が行えるよう設計を行っています。
現地踏査を行い、補強案として既設構造物の耐震強度の向上のために、コンクリートの増し打ちや、補強鉄筋の本数や種類を経済性や施工性を考慮し決定しています。
上下水道と土木工学は関係無いと考える方もいると思いますが、土木工学で学んだ流体力学・熱力学等が活かせる業務が多々あります。
建物の構造計算・耐震計算などにより安全かどうかを判定します。
土の力学的性質や透水性などの各性質、地盤内の応力と変位、土圧、支 持力、斜面の安定などの理論を応用し基礎や土留の計算を行います。
流体力学の理論を応用し、開水路の流れおよび管路の流れを計算します。
公衆の健康の保護と増進を目的にして、工学の諸原理を水質の汚染防止と生活環境の保全に応用します。
平板測量・レベル測量にて施設配置図の作成をします。
ひび割れ発生原因や強度を考慮した構造物の設計を行います。
材料の物理学的性質(力学的性質、電気的性質、熱的性質)を考慮した設計を行います。
工事着工から竣工までの施工計画を考え、発注者(施主)の要求を満たしつつ、品質の良い設備を提供します。