茨城県深芝処理場風力発電運転開始


 

 去る2月2日に深芝処理場風力発電運転開始の式典が行われ、風力発電の本格運転を開始しました。
オリジナル設計は、平成18年〜20年に風況調査、基本・詳細設計を行っており、日立製作所が受注・製作したもので、地上高さ約120メートル、直径約80メートルの風車で2000キロワットの発電能力を有し、全国の下水処理場に設置された風力発電設備の中では、最大規模の施設です。
 式典には、茨城県知事、茨城県の土木部長と下水道課長、神栖市長等が出席し、風力発電設備運転開始式を行いました。
 (鹿島特定公共下水道・深芝処理場で風力発電の運転開始【茨城県】)


 1.風力発電設備概要
 ・設備概要 :2,000kw発電設備 1基
        風車高さ約120m、直径80m
 ・風車機種 :SUBARU/2.0
        (鞄立製作所と富士重工業(株)が共同開発)
 ・事業年度 :平成20年度〜平成23年度
 ・総事業費 :約6億円(県負担分約3億円)
 ・補助金内容:新エネルギー導入促進協議会(経済産業省所管)
        の補助(補助率:2分の1)


 2.設置効果
 ・電気使用量:約20% 削減
 ・CO2削減量:約20% 削減
  (年間約1,200世帯分の電力出力)