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下水道施設は非常に複雑な構造物が多く、躯体や設備をそれぞれ構築していく必要があります。 当社は BIM/CIMモデル構築に関する技術研究を実施しており、躯体・設備の各モデルを効果的に活用するノウハウを蓄積中です。

下水道施設を改築更新するには、土木・建築・機械・電気に精通した技術者の専門知識を集結させる必要があります。 設計において、1つの条件値を変更した場合の影響は各職種にわたることから、手戻りが発生することがあります。 当社では、国土交通省が提唱するコンカレントエンジニアリングの一環として、各職種が同時並行で作業を行うことができるシステムを構築し、効率化を図る研究を行っています。

下水道施設はこれまでの運営により現状の図面と異なることが多く、改築更新を進めるためには現状を正確に把握する必要があります。 当社では 360 度スキャンカメラによる点群データから、BIM/CIMモデルの構築化を進めています。

躯体・設備モデルには、鉄筋量や機器の仕様などの属性情報が含まれていることから、自動的に数量を拾うことで概算工事費の算出が可能なシステムが組み込まれています。
当社では実際の工事費と概算工事費の乖離を確認するための研究を進めています。

下水道施設は様々な構造物や施設で構築されていますが中には共通したものもあります。 当社では今まで構築した設備モデルを保存することで、いつでもサーバーから呼び出せるシステムとしており、効率的に BIM/CIMモデル構築が可能な体制を整えています。